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  • 2019.05.18
  • 中日新聞に掲載されました!

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  • 中日新聞2019年5月16日に掲載されました!!

    きれいな平仮名を音声聞いて学ぼう 米原の日本ソフト開発

     リズムに合わせて美しい平仮名を。米原市米原西の日本ソフト開発が、幼児向けのクラウド版文字学習システム「えんぴつはかせ」を提供している。同社環境ICTプロジェクト本部の吉田治・特命担当部長は「きれいな字は一生の宝ものになる。字を上手に書ける子が増えてくれたら」と期待を寄せる。

     同社は十数年前から、全国の幼稚園や保育園などを対象に、タブレット端末を使う保育業務支援システムを提供している。各園の園長らと話す中で、平仮名の書き取りを教えるのに役立つものがないか相談されることがしばしばあった。

     文字学習システムは、兵庫県芦屋市の「きらうらくっくプロモーション」と昨年三月から共同開発。きらうらくっく独自のひらがな書写指導メソッド「文字リズム」を活用した。

     学習には、専用テキストを使う。平仮名を書くマスを四分割し、一画一画をマスのどの辺りに書けば、きれいな字になるか練習する。左利きの子も、筆記具を持たない手で手本が隠れないよう工夫した。

     書き方は、音声とアニメで解説。例えば「あ」の字なら、一画目は「坂道を上がる」、二画目は「ふっくらと」という具合に、一画ごとにポイントを説明。繰り返し聞いて音声を覚えてしまえば、手本がなくても、要点を口ずさみながら書けるようになる。

     音声だけを流してどの文字かを当てるクイズや修了証書発行の機能も備え、園児の意欲を高める要素も取り入れた。

     実際に幼稚園や保育園で字の書き方を教える際、二十~三十人を一人で相手にする担任の味方にもなる。クラウド版はインターネットへの接続環境があれば、パソコンやタブレット端末からどこでも使える。スクリーンに映し出せば、担任が、映像を見ながら練習する園児の様子を見て回り、必要に応じて個別指導も可能だ。

     利用料は税抜きで年間十二万円から。専用のテキストは一冊税抜き四百円。無料体験会の開催も検討している。(問)日本ソフト開発=0749(52)5239